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「キ」は重要な伏線。 人類に寄生し、戦争をさせ、血を糧にして育つ植物・酵母。 いわば吸血鬼(キュウケツキ)の鬼(キ)を木(キ)に変えた「吸血木」。 血を吸うのは「蚊」。 破字すると、「虫、ト、メ」 ・片仮名のメ ・アルファベットのX(エックス)=10、ジュー(ユダヤ) ・ギリシャ文字のΧ(カイ)) 「父」も「ハメ」。 ハは漢数字の「八(8)」に通じる。 人類の血に王の細胞が 無垢の巨人(※ホシムクドリ)=蚊は人類の血液中に潜む王の細胞を求めて、人類を襲う。 ロッド・レイス卿の変身した巨人も蚊(カ)であり竈午(カマドウマ)。 竈(カマド)は火(ヒ)を閉じ込める。 火(ヒ)は日(ヒ)。 人(ヒト)、ヒトラー(ナチス・ドイツ)、日本を閉じ込めている。 レイスは「ジル・ド・レ」。 ジャンヌ・ダルクを失って狂った。 Jeanne d Arc ジャンヌ・ダルク Arc=アーク(ノアの方舟) GILLES DE RAIS ジル・ド・レ RAIS=レイス家
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「エレン・・・あなたがいれば、私は何でもできる」 「あなたが巻いてくれたマフラーが…」 名前 ミカサ・アッカーマン 出典 進撃の巨人 season3 性別 ♀ 声優 石川由依(ヴァイオレット・エヴァーガーデンのヴァイオレット、転スラのカガリ) 参照 https //youtu.be/GhXBxkpB5MU 年齢 15 外見 黒髪ショートの東洋人 性格 寡黙 一人称 私 判定 危険人物 進撃のヒロイン。冷静で無口なヤンデレ。 エレンを守ることを使命としており、彼が危機に陥ると普段の冷静さを忘れて暴走することが間々ある。 彼に危害を加えようとした者は、たとえ仲間であろうが躊躇いはあれど容赦はしない姿勢を見せた。 ただ、本心としては仲間思いで、エレンが側に居てくれればいいという少女らしさを持つ。 アッカーマンの一族でその戦闘力は一人で4000人並みと言われる。 エレン→エレン。幼馴染で仲間。愛着を持つ。 リヴァイ→兵長。上司。 ベルトルト→元仲間の敵。 ライナー→元仲間の敵。 ジーク→敵。
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※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 グリシャ=ギリシャ。 ギリシャ神話のユピテル(ゼウス)がモチーフ。(地下室で拷問を楽しむザックレーは冥府の王ハデスか?) ユピテルは木星(ジュピター)を表す。 ギリシャ神話では白く美しい雄牛に化けて美女エウロパを背に乗せて略奪する「エウロパの略奪」が有名。 自分のクローンに自分の記憶を移すことで、世代を超えて生きてきた人物。 その目的は「母の仇を討つ」事。(ただしエレンの記憶映像のため、グリシャに良く似た別人の可能性も残っている) その目的あるいは手段のひとつはミカサ(座標)を手に入れる事。 ミカサを自分(のクローンであるエレン)に惚れさせることで、何らかの計画を実現しようとしている。 そのためにはカルラ、エレン、ミカサのうち誰かが生きていなければならない。 エレンの記憶映像では、カルラが死んだのが原因でエレンに謎の注射をして巨人化させ、フリーダの記憶と能力を持つ自分を食わせたように見える。 エレンと同一人物。 過去に飛ばされたエレン? 第63話「鎖」のグリシャ「母さんの仇は!!お前が討つんだ!!」は、成長したエレン=グリシャが、次のエレンに母の復讐をバトンタッチするセリフ。 ただし、別人がグリシャのふりをして、エレンをそそのかして復讐させる事で、自分の目的を果たそうとしている可能性もある。 タイトルの鎖は、代々のエレンが母の復讐を受け継いできた連鎖を指す?レイス家でも同じシチュエーションが進行している? 分解されたある巨人の体を収集し、もと通り合体させて復活させようとしている? かつて強大な力を持っていた巨人をバラバラに分解して、いくつかの血筋の遺伝子に保存。 その血筋の巨人継承者を全員食べると、その巨人が復活できる。 王政嫌いのザックレーと、”真の王”襲撃者のグリシャが同一人物だと面白い。
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part1 388 その日の夜。 消灯前の男子寮で何やらワイ談が始まっていた。 話題の中心はハンナとつきあっているフランツと、意外にも経験のあるコニー。ジャンは話の輪からつかず離れずの位置で聞いていた。 「なぁ、やっぱイク時は自分でするより気持ちいいのか?」 「うーん、最初はあんまり。気をつかったし…」 「フランツそりゃ相手次第じゃね?オレは気持ちよかったぜ」 「まじかよコニー、相手誰誰だようらやましい」 冗談交じりにサムエルがちゃかす。 「ま、村でも1、2を争う美女だな」 コニーは自慢げな様子で鼻をこすった。 「あーチクショウ、ありえねぇ…」 そこへ、風呂から帰ってきたライナーが合流した。 「なんだよ、おもしろそうだな」 「ライナーの自慢話はいいよ。田舎は羨ましいよな、若者宿で筆おろししてもらえるんだ から」 サムエルが新たな「自慢しい」を恨めしそうに見上げた。 「ん?若者宿は希少な夜這いの経験をフェアに分けあうための公正な組織だぞ?筆おろし は後家さんの専売だぜ?ま、オレは村のお姉さまにいただかれたけどな」 こともなげにライナーが答えた。 「…ってことは、もしかしてコニーは後家さんに初めてをささげたのか?」 サムエルに痛いところを突かれたらしいコニーは、苦しそうに言い返す。 「…そうだけど、すげーやさしくて美人だったんだ」 聞くともなく聞いていたジャンだったが、気になる単語を耳にし、ライナーに声をかけた。 「おいライナー、その『若者宿の夜這い』ってなんだ?」 普段その手の会話に加わらないジャンの質問にライナーはちょっと驚いて、けれどすぐに 「質問大歓迎」といった表情になって答えた。 「若者宿は若者宿さ。誰がどの娘に夜這いをしていいか決めるんだ。ヨソモノが来ないよ う見張りもするぜ。町にはないのか?」 「…決める?娘の意思はどうするんだ?あいにくトロスト区にはない習慣だったんで…」 「…そうか?…え、でも夜這いなしでどうやって体の相性の善し悪しが分かるんだ?」 「え?いや、ふつうに申し込んでお付き合いして…だが…?」 思ってもみないところで、地域による習慣の違いがあるようだ。ジャンはなんとなく、今 朝のサシャの様子の謎が解けたような気がした。どうやらサシャ、コニーとライナーは同 じ文化を共有しているらしい。 「なんだかまどろっこしいな。それじゃ相性のいい相手に巡り合うまで何度も付き合わな きゃいけないのか?」 ライナーの質問に、今度はジャンが答えた。 「当たり前だろ。遊びじゃなくて真剣な付き合いだってこと分かってもらわないと」 「…ふーん?」 釈然としない様子のライナーに、それまで成り行きを聞いていたアルミンが説明した。 「僕は町で育って村で開拓してたから両方分かるけど、つまり町には多様な人が居住して いるから女子は正式な申し込みを受けてからでないとつきあっちゃいけないんだ。でも村 では誰もが知り合いだから、選び方がより親密になるっていうか…若者宿で統制がとれて いれば男も下手なことはできないしね」 「なるほど~」「へえ~」 町の出身者と村の出身者双方から感嘆の声があがったが、町の出身者の方が若干羨ましそうだった。 「すげぇな、若者宿。つまり全員とヤれるってことだろ?」 「何言ってんだ、その気のない娘や、親が許嫁を決めた娘は対象外だよ、当たり前だろ」 「意思がある娘には誰でも行けるのか?」 「まぁおちつけ。初回は権利は平等だ。けど次からはNG、なんて言われたりすると調整 が難しい」 「あー、揉めそうだな…」 「ライナーは何人くらいとやったんだ?」 「いや、オレは入隊前に3人…か?」 「え!?いつの間に?」 ライナーと同郷のベルトルトの驚きが皆の笑いを誘った。 「けどまぁ、町の諸君は経験もないまま本命女子に挑もうってんだから勇ましいよな」 コニーが無駄に強気な発言をして、町出身者のブーイングをくらった。 ジャンはふと、「肉でサシャを釣ろうとしたのは誰だ…?」と思い、けれどすぐに「同期と は限らないよな」と、打ち消してみた。
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※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。 五老星のモチーフが『美少女戦士セーラームーン』なのは、あまり説明の必要はないでしょう。 イーザンバロン・V・ナス寿郎聖は金星(ヴィーナス)でセーラーヴィーナス(セーラーV)がモチーフの一つ。 セーラーVとは、1991年に竹内直子先生が講談社『なかよし』の姉妹誌『るんるん』1991年夏休み号に描いた読み切り作品『コードネームはセーラーV』の主人公、愛野美奈子が変身した姿。 『美少女戦士セーラームーン』は、この翌年の『なかよし』1992年2月号からの連載。 つまり、もともとセーラー戦士はセーラーヴィーナス(セーラーV)だけであり、最初のセーラー戦士というわけですね。 だから、五老星は仲良しでルンルンです。 昨日書いたエニエス・ロビーのバスカビル裁判長が伏線ですね。 五老星が全員地上に降臨するらしいので、もう書いてもいいでしょうか。 私が考えている、サターン聖が出現するときにあらわれた魔法陣の元ネタです。 元ネタは、水木しげる先生の『悪魔くん』。 したがって、サターン聖が水木しげるオマージュを含むキャラであることは予想できました。 サボを追ったときのシルエットから、イム様と五老星全員にかかるオマージュになっている可能性は高いでしょう。 ついでに書いておくと、五老星の何人かは体に傷が付いているのですが、この傷は五老星全員についている可能性があります。 仮説として、「五老星の傷はイム様がつけたもの。イム様の悪魔の槍、女王蜂の針に刺された者はイム様に従うようになってしまう」のではないかと考えています。 したがって、影の槍に刺されたサボもイム様に支配される可能性があると予想しています。 サボとイムを足して並べ変えると「サムイボ(寒イボ)」になります。 すなわち「鳥肌」です。 次に士郎正宗先生の『攻殻機動隊』。 サイバーパンクの世界的名作である同作では、電脳空間やコンソールに円形ゲージが多用されます。 舞台がエッグヘッドで、サターン聖が科学防衛武神なので、科学要素を盛り込んでいるのでしょう。 また『攻殻機動隊』はゲームになっているので「(ゲーム)CD」も表現していると考えます。 エッグヘッドの地下にファミコンが捨てられているのはたぶん有名な話?ではないでしょうか。 そしてサターン聖の蜘蛛型の体は、『攻殻機動隊』の蜘蛛型多脚戦車「フチコマ」です。 思考戦車(シンク)とも呼ばれる公安9課の「テロリストと戦う意志を持った蜘蛛ロボット」。 フチコマは日本神話のスサノオが乗ったという「天の斑駒(アメノフチコマ)」が由来。 「天の斑駒」はいわば「ペガサス」ですね。 スピンオフ・アニメでは他に「タチコマ」「ウチコマ」「ロジコマ」「セタ」などの名前があります。 タチコマは「達駒」で「達者な馬」「軍馬」ではないかと言われています。 ウチコマは「水棲昆虫のタイコウチ」から。 ロジコマは歩兵兵站用輸送支援車両を意味する「ロジスティクス・コンベイヤー・マシン logistics conveyor machine」の略。 セタはアイヌの言葉で「猟犬」。蜘蛛が犬になっちゃいました。 スサノオは天の斑駒の皮を剝いで機織り部屋に投げ込み、機織りの織女が一人死んでしまい、高天原を追放されてしまいます。 このエピソードは「七夕(タナバタ)」に繋がるとされます。 そして五老星がテレパシーのように精神会話しているシーンも、『攻殻機動隊』で脳をナノマシンで改造した電脳技術により、脳で直接通信するシーンへのオマージュです。 したがって、降臨したサターン聖の姿は、『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な牛鬼と、『攻殻機動隊』のフチコマがモチーフだと私は考えます。 モチーフは他にもまだあると思います。 また、私はエッグヘッド編のラスト予想で「天が落ちてくる」という展開を考えていました。 エッグヘッド事件で世界が衝撃(ショック)を受けるという話なので、同じ週刊少年ジャンプの大ヒット作『北斗の拳』のオマージュが来るのではないかと思ったのです。 『北斗の拳』のオープニング「愛をとりもどせ!!」(クリスタルキング)の歌詞は「YouはShock(ショック)!愛で空が落ちてくる」だからです。 すると第1107話”あんたを捜してたんだ!!”で、黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボンが「あらあら「五老星」が落ちてるわ」と発言。 これを見ると、「空」とは「五老星」を指すのかもしれません。 空には「ハエ」という言葉が入っています。 つまり五老星は「○ンチにたかるハエ」ということでしょうか。 実はコーキタコヤキ大阪さんの昨夜の考察「【世界の正体】これマジで誰も知らないですよね?【ワンピース ネタバレ】」を見たのですが、私も「この世界はトイレ」という説を考えていたのです。 私の場合は詳細な根拠がある仮説ではありませんが、単純に「エニエス・ロビーは洋式水洗便所に似てるなあ」と思い、「ならリヴァース・マウンテンやノックアップ・ストリームはウォシュレットか」と漠然と考えていたのです。 それとは別に、以前にも書いたように私は「第28話”三日月”の扉絵は『ONE PIECE』全体の設定と物語を表現した超重要な絵」だと考えていました。 実際に、三日月はイスラムの象徴で『月光仮面』の由来ですし、イム様を指す言葉だと今のところは確信しています。 つまり、最終章の展開は連載初期から構想されていたとい証拠でもあります。 第28話の扉絵は、多くの秘密が隠されているので、とても面白いですね。 その絵では「農作物が逃げ出している」絵が描かれており、それがイム様たちを表現しているように思います。 逆に言うと「この世界は農場」「意志を持った農作物が逃げ出した」という設定があると考えられます。 だとすれば、トイレそのものを指すのではなく、〇ンチ=肥料という点を示唆していると考えるべきでしょう。 お笑い好きの尾田先生ですから、これはコメディアン”ビートたけし”こと北野武監督の『みんな〜やってるか!』をオマージュしていると私は考えます。 ラストでダンカンさんが演じる主人公「朝男」は巨大ハエ男になり、全国から集められた巨大ウン〇に引き寄せられ、巨大ハエたたきで叩かれます。 つまり、ルフィがやたらに上から下に踏みつけたり、叩いたりするのは「ハエたたき」ってことですね。 もちろんこれもオマージュの一つに過ぎないと思います。 そうそう、第1109話”阻止”のラストの煽り文句も「”星”が集う!!」と書かれていますが、これもセーラームーンを表現すると同時に、芸能人をスターと呼ぶのと同様に「みんなの大好きな”スター”が集まるよ」という意味でもあると思います。 あと、エッグヘッドの床には縦横の格子(コウシ)状の模様が描かれているので、ルフィ達は「エッグヘッドから飛び降りる」のではないでしょうか。 囲碁の碁盤だから。
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part1 373 サシャ・ブラウスの朝は早い。 朝靄にまぎれて兵舎を離れ、演習林の中で根菜を集めて粥にしたり、時には野鳥を捕ら えて干し肉にしたりと、食料調達に余念がない。 ある朝、サシャは前日に設置した罠を確認しようと林に入った。足を踏み入れてすぐ、 鳥たちの様子がおかしいことに気づいた。いつもならチュルチュルと恋歌を鳴き交わして いるところが、その日はヂヂヂ、ギャギャギャ、という警戒音があたりに飛び交っていた。 サシャは用心深く歩を進めた。自分以外の誰か、または何かが森に入っていることが想 定されるため、先に相手を見つける必要があった。 まわれ右をして兵舎に帰る、という選択肢はなかった。実技演習の時に偶然良い獣道を みつけ、機会をうかがってようやく設置した仕掛けだったので、なんとしても成果を確認 したかった。また、他人に見つかったら後が面倒だ。…演習林の中で狩猟をしてはいけな いという軍規はなかったが、していいという記述もない、という察しがつくくらいにはサ シャも成長していた。 分け入っていくにつれて嫌な予感がして足を早めた。どうも騒ぎの中心は仕掛けたあた りらしい…鹿か猿でも掛ったのだろうか?立体起動装置があればさっさと上から確認でき るところだが、あいにく装置は夜間、倉庫で厳重に保管されているのだった。 やがて目的地付近から、枝が揺れる大きな音が聞こえてきた…獣ではないようだ、「チク ショー」という怒声も聞こえてきたから。誰かが争っているのだろうか? サシャは、声が若いことにほっとした。うまくすれば上官ではなく、罠も気づかれない かもしれない。それにしても位置が近すぎる…そう思いながら身を隠して付近を確認した サシャは、「あっ」と叫んで駆け出した。 そこには、木の枝から逆さまにぶら下がったジャンが「かかっていた」。サシャは前日、 地面に置いたワイヤーの輪を埋め、そこを踏むと輪が締まって足をとらえ、同時に引き下 げておいた木の枝が元に戻る「括り罠」を仕掛けていたのだが、どうやら誤ってジャンが そこを踏んでしまったのだ。 「ごごごごめんなさいぃぃ…う、うごかないでください、今とりますから~」 「クソッ、外れろ!はずれ…あぁ?サシャか?助けてくれ、早く!」 ジャンは足首のワイヤーを外そうと暴れていたが、サシャが来たことに気づくと大人し くなった。 サシャは青くなってジャンの体をひっぱり下ろした。2つの「疑問」が頭の中をかけめぐ る。1つめは、「小動物用の罠だから人間では反応しないはずなのに、機構に問題があった の?」という技術の問題。2つめは、「ここは授業の時以外誰も来ないのに、どうしてジャ ンが?」という疑問だった。 「大丈夫ですか?…今切るので、頭に気をつけてくださいね?」 「ちょ、ちょっと待て!下に何もないだろうな!!」 サシャは小刀を取り出し、的確な動作でワイヤーと枝の接合部分を抉った。半分ほど切 れたところで木のしなりが二人分の体重に負け、枝はメリメリと裂けながら地面に向かっ て下がってきた。ジャンは頭を打つことなく、積もった落ち葉でふかふかの地面に難着陸 した。 「ふぅ~、よかったですね~、まっさかさまに落ちなくて済みましたよ」 「よかったですねじゃねぇよ!!さっさとワイヤーほどきやがれ!!」 「待って下さい、枝の残りを切りますから」 文字通り頭に血が上ったジャンは、地面に着くや憤怒の形相でサシャをにらみつける。 とはいえ片脚をサシャの膝の上に抱えられ、しかも刃物を使われているので大人しくされ るがままだった。 どうやら自分の仕掛けだとバレているみたい…サシャは手を動かしながら考えた。どう しよう、告げ口されたら懲罰房行きかな。なんとか黙っててもらえる方法は…そうだ、 ジャンの弱点!…いや、そんなの知らないし…。何か好きなものをあげて懐柔?でもこの 括り罠はもう使ってしまったし…またいいポイントをみつけるには時間がかかる…干し肉 がまだちょっとあるけど、多分それじゃ足りないだろう…どうしよう~。 やがて最後の繊維が千切れ、ようやくジャンは解放された。枝が外れればワイヤー(立 体起動装置の予備ワイヤーをくすねたもの)をほどくのは簡単だった。サシャはなんとか ジャンの怒りを反らそうと、つとめて陽気に話しかけた。 「取れましたよ!足は大丈夫ですか?歩けます?いやー、ブーツを履いててよかったです ね~」 ジャンはいまいましそうにサシャを見やると、肩につかまって立ちあがった。どうやら 怪我はないらしく、数歩歩くことができた。時々痛そうに顔をゆがめたが、やがて屈伸と ストレッチをし、どこにも脱臼や骨折がないことを確認した。 そんな様子を眺めていたサシャは、急に気が抜けて空腹を感じ、「残っている干し肉を今 食べようか」などと考え始めた…その時、ジャンがくるりとこちらを向いた。 「ちょっと整理しようか」 表情は先ほどより落ちついていたが、やはり怒りをこらえているようだ。サシャは生唾を 飲み込んでから頷いた。困ったような笑顔を浮かべながら。 「あ、あのー…大変もうしわけなかったと言うか…」 「…ってことは犯人はお前でいいんだな」 「は、はいぃぃ…」 「助けてくれたことには礼を言う。ひっかかってからの時間はそれほど長くなかったし」 「はぁ…よかったです…」 「いったい何を考えてこんなモン作ったんだ?誰を呼び出してはめようとした?!」 「へ?だれって……誰でもないですよ?」 「じゃあなぜ!!嫌がらせか?」 「???何を言っているんですか?ウサギの通り道ですよ?ウサギが食べたいからに決 まっているじゃないですか!!」 「!」 ジャンはなんともいえない表情をすると、頭に手をやってその場にしゃがみ込み、小さ くつぶやいた。 「…芋女…」 ようやくサシャもジャンの怒りの正体が飲み込めた。…つまり、罠にかかっている間中、 誰にやられたのか、といったいらない考えを巡らせてしまったのだ。誰も通りがからない 早朝、いつ助かるのか分からない不安もあったろう。サシャはジャンが気の毒になった。 「ごめんなさい…」 しおらしくジャンの隣に膝をつく。ふと、先ほどの疑問が再度頭をよぎった。 「ジャンはどうしてここに…?」 「オレは散歩だよ、散歩」 ジャンの言い方はなんだか必死だった。そして、ちら、と木々の間に目線を走らせたの をサシャは見逃さなかった。何かを探しているのだろうか? サシャもつられて辺りを見渡す。すると、罠にした木の先に黒いものが落ちているのが 見えた。拾おうとしてサシャが立ち上がると、気配に気づいたジャンがはじかれたように 跳ね起きた。しかし足がまだ本調子ではないらしく、先にたつサシャに追い付けない。サ シャは手早く拾った。黒い手帳だった。昨日の演習の時に落としたのだろうか。 振り返ってジャンに差し出すと、ジャンはひったくるようにして受け取った。 「……」 「なんだよ、なんだっていいだろ!」 ジャンは先ほどと表情が違っていた。また赤くなっているが、これは…羞恥?…なんだ かよく分からないが、触れられたくないのだろうと察したサシャは話題を変えた。 「…ジャン、本当にごめんなさい。…人が来るところは避けたつもりだったんだ。人がい ると獣も通らないし」 「ふん。…まさか罠があるとはな。」 息を切らしながらもジャンは徐々におちつきを取り戻しているようだった。 「オレも油断していたとはいえ…お前、本当に猟師だったんだな」 どうやらジャンものってきたので、サシャは勢い込んで話し出した。 「私はまだまだ…。獲れるのは鳥ばかりだし。括り罠だって、本来大型動物には効かない はずなんだ。未熟だから迷惑かけちゃって…」 「…大型動物…」 「いやごめん、だから人間も当然かからないはずだったんだ!山では周囲に標識を出して 注意を促すんだけど、それは猟師にしか分からない印だから…」 「あー…まぁ悪気がなかったのは分かったよ…」 「本当?よかった!…お詫びと言ってはなんだけど、昨日作った干し肉があるんだ。…よ かったら食べる?」 サシャの言い方は、いかにも本心ではあげたくないけれどもやむなく、そして先方がど うしてもと希望するなら特別に、という気持ちがにじんでいた。そのためジャンも、サシ ャの精一杯の詫びの気持ちを汲むのも悪くない、という気になりはじめた。 「そうか…それは何の肉なんだ?まさか鶏舎の…?」 「えー、イタチやキツネじゃあるまいし。ヒヨドリの肉だから美味しいよ。日持ちがする からもう少しとっておけるんだけど…でも食べたいのならあげるから。あとムカゴもある し…」 「ちょっと待て、そんないっぺんに珍味を並べられても…ヒヨドリだって?ギャーギャー 鳴くあれか?」 ジャンは自分が知っている「食べ物」とかけ離れた感覚に、歩み寄りの気持ちが早くも 萎えていくのを感じた。 「ヒヨドリは美味しいよ!!果物しか食べないから臭みがぜんぜんないんだ!食べれると ころが小さくてちょっと物足りないけど、でも噛めば噛むほど味があって幸せと言うか… カラスも美味しいし食べでがあるけど、あいつらは獲るのが難しいから…」 「あ~、うん、分かった、オレはいいよ、遠慮する。サシャのタンパク源を奪っち ゃ悪い」 「…いいの?」 サシャがあからさまにほっとした顔をしたので、ジャンはなんだか可笑しくなってしま った。こいつの頭の中の90%くらいは食欲でできているんだろうな…。 「いいっていいって。お前は本当に色気より喰い気をだよな」 本当に、何の他意もなく言った一言だった。 「え…ジャンは喰い気よりも色気がよかったんですか…?」 急に、サシャが嬉しそうな反応を見せ、ジャンは戸惑った。 「そうは言ってねぇが…」 「よかったー。食べ物があまりないから…要らないって言うし…ジャンが喰い気よりも色 気がいいなら、話は早いですね」 「おいなんだよ、何の話が早いって?」 「またまたー。男と女がする色気の話なんて分かり切っているじゃないですか」 「はぁ!?」 「朝礼までにまだ時間がありますね、善は急げ、ですよ。ええと、目隠しがあって広いス ペースは、っと…」 どうやら事態は妙な方向に進みつつあるらしい。ジャンは、何やら辺りを点検している サシャを茫然と眺めた。が、気をとりなおしてなんとか言葉を絞り出す。 「ちょっと待て、なんでオレがお前と男と女なんだ!?それのどこが詫びになるのか説明 してくれ!」 乾いた枯れ葉を集めてより一層ふかふかにする作業に没頭していたサシャは手を止めて ジャンの方を向いた。そして考え深げにジャンの表情を確認すると、何かに納得したのか、 やさしい笑みを浮かべてこう言った。 「…故郷の村では、夜這いは若衆の最高の楽しみでしたよ。…大丈夫、何も怖いことなん てないですから」 やはりそういうことなのか、というある種の絶望と、言葉の中の微妙な誤解…いや誤解 ではないのだが今はそれはおいておこう…を感じて、ジャンは頭をかきむしりたい衝動に かられた。 「…お前の言いたいことは分かった。分かったから少し冷静になろうぜ、な?…あー、 あれだ、お前もっと自分を大切にした方がいいぞ?」 ジャンは精一杯「余裕がある」と思われそうな声色で説得を試みた。 対するサシャは全くの自然体、何の力みもつくりごともない。 「大切に…されていますよ?村の若衆は皆優しかったし、誰とするかは選ばせてくれたし …ここでも、たまにお肉をくれる人はいるし…」 またもや聞き流したいのに聞き流せない情報が飛び込んできた。 「お前、肉が喰いたくてそこまで…?」 「ちがいますよ~、その人が勝手にくれるんです~。ナイショだけど実はその人好みじゃ ないから、ちゃんと断っているんですよ?でも『もらってくれるだけでいい』って言うか ら…」 ジャンは心底その相手に同情した。同時に、サシャにも男の好みがあるという事実に新 鮮な驚きをおぼえた。…えり好みするということは、オレはひょっとして気に入られてい るのか?それともやむなく…?しかしそれ以上は考えたくなかったので、こうなったら雑 談でごまかそう、と自分に言い聞かせた。 「…お前から『好み』って言葉が出るとこわいな…く、喰われそうだ、はっはっは」 「…あっはっは、まさか噛んだりしませんよ~。でもキスで本当の好みが分かりますから ね、食べるのと近いのかも~」 「?」 「え、分からないんですか?かわいいなー、と思っていても、キスしたら『なんか違う』 って思うことありません?」 「へぇ?」 ジャンは記憶をさぐってみたが、入隊前の子ども時代の無邪気なチュウくらいしか出て こず、キスの善し悪しにまでは思い至らなかった。ふと、目の前のこいつはいったい何人 の男とキスをしたのかという好奇心が頭をもたげ、そんな自分に少しだけイラついた。 「あ、今、『そんなに経験豊かでうらやましい』って思いました?」 こう言われてしまっては、ものすごくイラつかざるをえない。 「思うかよ、イモ女」 「ジャンは大丈夫ですよ。なんかキスって、遺伝的に遠ければ遠いほど美味しいらしいで すよ?ミカサは東洋人だから…きっと美味しいって思ってもらえますよ~」 「!!」 これは完全な不意打ちだった。周囲に気づかれているかもしれないとは思っていたが、 ここまであからさまに指摘されたのは初めてだった。 「大丈夫ですよ、言いふらしたりしませんから。自作の恋の詩を書いた手帳、演習の時で すら持っていたなんてジャンは本当にロマンチストですね」 「ちょ…おま……見たのか!?」 「わわ、ごめんなさい~、見るつもりなかったのに見えちゃったんです~」 先ほどサシャが黒い手帳を拾った時、偶然ぱらりと開いてしまったのだが、そこは 狩猟で鍛えたサシャの目のこと、瞬時に内容を理解してしまったのだった。 サシャの言葉が真実であると見てとったジャンは、ふと感じた疑問を口にした。 「お前それじゃ…そっちは罠の件、こっちは手帳の件でイーブンじゃねぇか…なんで詫び とか言い出すんだ?」 「へ?…あれ、そうですよね…えへへへ、なんでだろう」 …えへへじゃねぇ…。ジャンは全身の力が抜けてその場にしゃがみこんだ。周囲には早 春の赤みがかったブッシュが茂り、梢では鳥たちが楽しげに鳴き交わしていた。 やがて、サシャも隣にしゃがみこみ、さみしそうにつぶやいた。 「…だって、ジャンがミカサに切ない片思いしているのみんな知っているじゃないですか。 これで私が『ジャンが手帳に詩を書いてた』って言ったら、わたし完全に悪者ですよ、こんなカード使えません…」 「そうか…『みんな知っている』のか…」 「気づかない方がおかしいと思いますけど」 「……」 「……」 「あー、チクショウ!どさくさにまぎれてヤっときゃよかったな!」 沈黙に耐えかねて、ジャンがヤケクソの冗談をとばした。 「…今からでもします?」 いつからそこにいたのか、隣でサシャがほんのり頬を染めて微笑んでいた。
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part1 278 くす、と少女は笑った。 卑猥に弧を描く唇と、上気して潤んだ瞳。その潤んだ瞳の奥に捕えられているのは俺で、怯えているように見えた。平静を保って「やめろ」といったつもりが、思いきり声は震えていた。 「ねえ、私、知ってるんだよ」 酷く緩慢に服のボタンが外される。一つ、一つ、また一つ、と。細い指がボタンを摘む動作が痺れるほどいやらしく思えた。襟を割り、俺の首筋に顔を近づけ──アニは楽しそうにそういった。ぬるりと鎖骨の辺りに生温い舌が這う。思わず声が出た。下腹部に高い熱が集まる。 早く止めればいいものを、俺はすっかり動けなくなっている。脳の奥が甘く痺れて声さえ出ない。自分に跨って勝手なことをするこの少女を、アニを、止められないでいるのだ。 「ずうっと私のこと、見てる」 冷たく小さな掌に頬を包まれる。彼女は項垂れ、金色の髪が頬や耳の辺りを擽った。 「私のこと、ずうっとずうっと見てる。ばれないように、目を合わせないように」 「──ッ」 唐突に、額にキスが落とされた。 疼痛がいよいよごまかせなくなる。ずきずきと痛むそこは、どうせ彼女には気付かれているのだ。その証拠に、小悪魔じみた笑顔と優しい手つきで、そこに手が這わされている。 「アニ、やめ……」 やめろというくらいなら自分で彼女を突き飛ばせばいいのだ。それができないのは、俺のせいじゃない。 布越しに加えられる微弱な刺激に、思わず女のような情けない声が出た。主導権は向こうにある。心なしか、アニの息も荒い。どうやら彼女は彼女で楽しんでいるらしい。 「…あんた、私とやりたいんだろう」 何もいい返せないのは、それが事実だったからだ。 妄想の中では何度も犯した唇や太腿が、今は目の前にある。せめて彼女にこの手で触れられたらと思うのだが、身体がいうことを聞かない。彼女を跳ね除けるのも押し倒すのも、この手さえ動かせたら。 このまま抵抗も何もせず、彼女に身を委ねるのも悪くないかもしれない。期待に鼓動が早くなった。 しかし、やんわり動かされていた小さい手はふいに静止する。 「…きもちわるい、女みたいな声、出してる。ねえ、これ、何でこんなに大きくなってるんだ?」 「アニ、やめろって……っ」 「やめていいの? これ、どうするんだ?」 「お、おい、アニ!」 いつの間にか、アニの柔らかい手にそれが握られていて、ライナーは思わず身を起こした。あどけない唇が迫り、不可抗力でキスをしてしまう。 アニのうすい唇が俺の唇を食んで、歯がかつんとぶつかって。胸焼けがするほど心地好い。零れる唾液が首に落ちた。 ぎゅうっと手に力が加えられ、呆気なく俺は射精してしまった。「気持ちよかったんだ?」キスの合間に問われるが、呼吸が邪魔で話せない。 「、わ、悪い、わるい、」 「あはは、かっこわるい。いきなりこんなことされて射精しちゃうんだ。…ねえ、私の手って、きもちちよかったかい?」 精液に汚れた手がべっとりと頬を撫でた。嫌悪感から急速に気持ちが萎えていく。けれどわざとらしく中指を舐るアニのせいでそれは半端に塞き止められる。まずい、とサディスティックに微笑まれて、ぞくりとする。もう自分の情けなさなどどうでもよかった。 アニのぎらつく唇が吊り上がる。 「私、絶対にあんたとはやらない」 とん、と食指で額が突かれた。ゆっくり俺の身体が床に沈む。 精液に濡れた指を舐めつつ、アニは猥雑に笑っていた。